青少年インターネット規制法案
ネットに関わる仕事をしている以上、どうしてもこの辺りには過敏にならざるを得ないのでエントリー。
» IT 事業者5社、青少年インターネット規制法案に対する取組みを発表(japan.internet.com)
» 青少年インターネット規制法案」が成立すると、日本のネットは完全に死ぬ(GIGAZINE)
» インターネット規制法案は何のため?〜ネットをにぎわす賛否両論の先にあるもの(日経トレンディネット)
調べてみても、政党で作成されている法案骨子はまだ出てきていないようで、情報を寄せ集めてみるとあまりにも漠然とした定義を基にした法案であるということがわかる。
その気になれば、どこまでも拡大解釈できるようなタイプの。
似た気配を感じる法案と言えば、「人権擁護法案」とか「ホワイトカラー・エグゼンプション」とかを思い出す。
個人的な見解だけど、どの法案もまず結論ありきで、そこに辻褄を併せる形で中身を考えるため、内容がまったく詰め切れない。
結果、どうとでも受け取れる法案ができあがっているように見える。
話を戻しますが、ようやく梅田 望夫氏 の言うように「情報ハイウェイ」が構築され、知識の加速を誰もが受けられる状態になりつつあるのに、その恩恵を若年層が受けられなくなるこの法案はどうなのか。
有益な情報は対象外であるという方もいるかもしれませんが、そこに対するコメントスパムがエロ系であれば、この法案の適用内になるのかどうかも不明であるという点は無視できない。
この問題についてはMIAU( Movements for Internet Active Users)が提唱しているのでそちらも是非読んで欲しい。
» 共同声明:私たちは青少年ネット規制法案に反対します (MIAU)
判断力がまだ未成熟な子供に対し、大人からのある程度の保護は必要ではあるけれど、問題は「保護」という名目を掲げた「隔離」であるという点につきる。
少し飛躍しすぎだと思うかもしれないけど、例えば公園にある柵が壊れていて子供が近づくと危ないという場合、柵を直すことを依頼するのはもちろんだが、そこに近づくと危ないということを教えることが先だ。
今回の問題は恐らくここで、 法案を考える側のネットリテラシーが低いため、どこが危ない、危なくないという線引きができない。むしろ保護すべき子供の方が詳しかったりする。この状況では大人の側は何も言えないため、「じゃあ全部規制しちゃおう」とか「ソフトウェア(フィルタリング)に任せちゃおう」という流れができているんだと思う。
子供を保護したいという親御さんの意見はよくわかる。
でも、それを全部法案任せにせずに大人も努力し、ネットリテラシーを高めてちゃんと子供に教えてあげることが重要なんじゃないかと僕は思う。
先日のMSNやYAHOO!の記者会見はまさにこの趣旨なわけで、前者や僕のようなネットに関わる人間が言うとうさん臭いと思うかもしれないけど、一度考えてみて欲しい。
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posted by ぱふぅ家のホームページ in 2008.09.09 13:15